照明特集2!蘊蓄編

いきなり前回と同じ写真で恐縮ですが、これの蘊蓄書くの忘れていましたので。

この器具台座とシェードは別々のものを組み合わせたものです。以下これを購入したマニアックなアンティーク照明屋さんのメモです。

台座/H.G.McFaddin社製 Bellova base エメラライト、ベローヴァ製品で名高いアメリカアンティークランプを代表するメーカー。

シェード/Fry grass.Co.製 オパーレッセントガラスの草分け的存在。他にクリスタルガラスや高品質ガラスのメーカーとしても名高く市場に出るのは稀。(へ〜!)

カナリヤ色のシェードは紫外線に反応して蛍光を発するワセリン(ウラン)ガラス。

と、いった物らしい。

これはご存知の方も多いはず。LA LAMPE GRAS

1921年にフランス人のベルナール・アルバン・グラにより生み出されたランプ・グラ。そのシンプルで洗練されたデザインは、多くのアーティスト・建築家・著名人を魅了し、なかでも最も賞賛したのは建築家のル・コルビュジェであり、「ル・コルビュジェが愛したランプ」として世界的に有名なランプ。

こちらの写真ご覧になると「おや〜っ!どっかのパクリじゃないぬぉ〜っ!」洒落で作ったコルビジェアトリエ風書斎です。

そもそもクライアントさんはレンガが大好きで、書斎にはアンティークレンガを貼りたいとのご希望でした。でもフツーに貼ったんじゃ面白くないよね!

と、それから数日後クライアントさんから数枚のイメージ写真が送られてきました。じぇじぇ!(古っ)これやっちゃうんですか?※コルビジェのアトリエで検索してみてください。

おっかなびっくりクライアントさんに「コルビジェお好きなんですかぁ??」と尋ねると「いや別に。検索してたら出てきたんだけど、これ面白そうじゃん!」あっけないお答えでした。どうせやるならとことんやってしまえ精神でこの照明器具にまで行き着いたというお話でした。

この製品はリプロダクト品。

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